先に立場を書きます。私は旅行記録アプリ「ずぼ旅」の開発者です。日本でいちばん使われているのは、行った県を自分で塗るタイプのアプリで、行った県を覚えている人にはそれがいちばん早いです。このページではそう書きます。自分のアプリが向くのは、その先の「覚えていない」「これからは放っておきたい」という場面だけです。
新幹線で通っただけの県、乗り換えで駅に降りただけの県を数えるかどうか。決まりはないので、自分で線を引きます。
よく使われる物差しが、地理情報サイト「都道府県市区町村」の掲示板で2004年に考案された「経県値」です(「経県値」は同サイトの登録商標です)。都道府県ごとの経験を6段階に分けて点数にし、47都道府県の合計を出します。
| 段階 | 点数 | 目安(同サイトの説明) |
|---|---|---|
| 居住 | 5点 | 住んだ(3ヶ月程度の長期滞在も含める) |
| 宿泊 | 4点 | 泊まった(夜行通過は除く) |
| 訪問 | 3点 | 歩いた(泊まったことはない) |
| 接地 | 2点 | 降り立った(乗り換えやSA/PAでの休憩など) |
| 通過 | 1点 | 通過した(鉄道、自動車による通過や船による寄港など。航空機による上空通過は除く) |
| 未踏 | 0点 | 行ってない(かすってもいない) |
同サイトは、この表は目安で、最終的には自分で判断するものだと書いています。「47のうちいくつ行ったか」を数えるなら、たとえば「訪問より上を数える」「接地まで入れる」と先に決めておくと、あとで迷いません。
方法によって、数え方は自然に変わります。手で塗るなら自分で段階を選びます。写真から数えるなら、写真を撮った県だけが入ります。自動で記録するなら、そのアプリの判定に従います。
向く人:行った県をだいたい覚えていて、すぐ地図にしたい人。泊まった・通過したの区別をつけたい人。
弱点:覚えていない県は入りません。これから行く分も、帰ってから自分で塗る必要があります。
向く人:行った県を正確には覚えていない人。いつ行ったかも知りたい人。
弱点:写真を撮らなかった県は出ません。位置情報の無い写真も数に入りません(iPhoneの写真アプリで、あとから場所を付けることはできます)。
向く人:旅行のたびに塗るのが続かなかった人。これから先の分を、日付つきで残したい人。
弱点:位置情報を「常に」許可する必要があります。オンにする前の旅は、自動では入りません。
ずぼ旅の場合(私のアプリです)
行った県を全部覚えていて、今日のうちに地図を完成させたいなら、手で塗るアプリのほうが早いです。
対応はiPhone・iPad(iOS 17以降)です。Android版はGoogle Playで公開しています(機能と更新時期はiPhone版と異なる場合があります)。
評価の件数は、2026年10月12日のApp Store(日本)の数字です。App内課金の内容は、2026年10月2日に確かめたものです。
| 方法 | 過去の旅 | これからの旅 | 通過しただけの県 | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| 手で塗る(経県値・Journeys) | 記憶で入れる | 帰ってから自分で塗る | 自分で決める | 無料で使える |
| 写真アプリの検索と地図 | 写真があれば出る | 撮れば残る | 撮らなければ出ない | 無料(標準) |
| 写真から数えるアプリ(行ったね!都道府県) | 写真があれば集計される | 撮れば集計される | 撮らなければ入らない | 無料(広告の非表示は有料) |
| Googleマップのタイムライン | オンにした後の分だけ | 自動で残る | 経路として残る | 無料 |
| ずぼ旅 | 写真の位置情報から復元 | 自動で残る | 数えない | 国内は無料 |
手で塗るタイプ、ルートを残すタイプ、日記タイプまで含めた21本の一覧は、旅行記録アプリの比較にあります。
全国の市町村は1,718、東京23区を足すと1,741あります。都道府県は記憶で塗れても、市区町村を記憶だけで埋めるのは難しくなります。
決まりはありません。自分で線を引くことになります。目安としてよく使われるのは、地理情報サイト「都道府県市区町村」が考案した6段階(住んだ・泊まった・歩いた・降り立った・通過した・行ってない)で、通過も1段階として数えます。写真から数える方法では、写真を撮らなかった県は入りません。ずぼ旅は、通り過ぎただけの都道府県は数えないようにしています。
位置情報付きの写真が残っていれば調べられます。iPhoneの写真アプリは、検索に都道府県の名前を入れると、その場所で撮った写真が出ます。写真の位置情報を都道府県ごとに集計するアプリ(行ったね!都道府県など)や、写真から旅を復元するアプリ(ずぼ旅など)を使うと、一覧になります。写真を撮らなかった県と、位置情報の無い写真しか無い県は出てきません。
2026年10月にApp Store(日本)で確認した範囲では、経県値(記録の機能は無料で全部使えると説明されています)、Journeys、行ったね!都道府県(広告の非表示は有料)、市町村制覇は無料で使えます。ずぼ旅は、国内の旅なら都道府県・街・滞在日・写真まで無料です。iPhoneの写真アプリとGoogleマップのタイムラインは、標準の機能として無料です。
2026年10月2日にGoogle Playで同じアプリを確認できたのは、経県値、Journeys、市町村制覇、ずぼ旅です。行ったね!都道府県と行ったね!市町村は、Google Playでは確認できませんでした。ずぼ旅のAndroid版は、機能と更新の時期がiPhone版と異なる場合があります。
市町村は1,718(市792・町743・村183)で、東京23区を足すと1,741です。政府統計の総合窓口(e-Stat)で2026年10月12日に確認しました。北方領土の6村は、この数に入れていません。
手で塗るタイプのアプリなら、記憶のとおりに塗れます。写真から数える方法では出てきません。ずぼ旅は、旅を手で足すことができます。
このページについて。上の出典を2026年10月12日に読んで書きました。アプリの評価の件数は、その日のApp Store(日本)の数字です。App内課金の内容と、Google Playに同じアプリがあるかどうかは、2026年10月2日に確かめた内容です。掲載したアプリから、お金や見返りは受け取っていません。事実の誤りがあれば shiori.sutudio@gmail.com までお知らせください。直して、日付を更新します。